#8【ビギナートレーダー】FXで勝つにはローソク足を理解しよう!

EIKICHI
ローソク足って知ってる?

 

FXのチャートにはいくつかの種類がありますが、

最も使われているものはローソクです。

 

ローソク足とは1本1本がローソクに似ているため

この名が付けられましたが、

この一本で様々な情報が読み取れます。

 

このコンテンツでは今後このローソク足を使って、

取引していく事になります。

ローソク足の仕組み

まず1本のローソク足には値動きを示す4つの値が記されています。

・ 高値(たかね)

・安値(やすね)

・始値(はじめね)

・終値(おわりね)

この4つの値のことを「四本値」といいます。

✤ 始値・・・市場が始まったときに付けた値。

✤ 終値・・・市場がクローズするときに最後につけた値。

✤ 高値・安値・・・その期間で最も高かった値と安かった値。

それでは上の図を見てください。

始値(スタート価格)よりも値上がりして取引を終えたのが陽線で(上図左の赤色の足)、その逆が陰線(上図左の青色の足) です。

 

ヒゲとは?

上ヒゲは高値から終値

(高値と終値が同じであれば、チャート上に上ヒゲはできません)

本体は終値から始値

(終値と始値が同じであれば、チャート上では本体は線状になります)

下ヒゲは安値から終値

(安値と終値が同じであれば、チャート上に下ヒゲはできません)

ローソク足の時間足って何?

FX チャートを表示するときに基準となるのが

1本のローソク足が示す期間で「〇〇足」といいます。

 

例えば日足ならば1本のローソク足が1日の四本値を示し、

5分足なら1本のローソク足が5分間 の四本値を示す。

トレードで使う足はその人の取引期間によります。

 

簡単に説明しますと短期売買(スキャルピング)を好むトレーダーは1分足や5分足を、

長期売買(スイ ング)を好むトレーダーは4時間足や日足を使います。

ローソク足から発する上昇、下落のサインを見抜く!


ローソク足の歴史は古く、その誕生は江戸時代にさかのぼる。

 

米商人・本間宗久によって考案されて以来、ローソク足は世界中の投資家にも使われるようになっている。

そして、先人たちのデータから生み出された相場の流れを読むサインやルールは、

多くの投資家が参考にするようになったことで、

より一層、その通りに動きやすくなっている。

 

ここで「胴体」部分に着目。胴体が長いローソク足は、

相場のスタートから終了までずっと上昇、

またはずっと下落していたことを示す。

 

胴体が長いほど相場の勢いが強く、

今後もその流れが続きやすいと考えられる。

 

ヒゲが長いローソク足は、

一時的に大きく動いた方向と反対の動きで終わったことを表す。

 

たとえば、長い下ヒゲが出たものは一度大きく下落したが、

強く押し戻されて終了したという意味で、

買いたい人の勢いが強く、今後も上昇が期待できると考えられる。

 

一方、上ヒゲも下ヒゲも胴体も短いコマのような形をしたローソク足は、

相場の参加者が迷っている状態を表す。

 

これだけでは今後どちらに行くのかはまだわからず、

中立の状態というのが基本となるが、

その後のトレンド転換のサインにもなってくる。

 


数多くのパターンが存在するローソク足の中でも、基本パターンとして知っておくべきは以下の9種類となります。

  • 大陽線
  • 大陰線
  • 小陽線
  • 小陰線
  • 上影陽線
  • 上影陰線
  • 下影陽線
  • 下影陰線
  • 十字線

どれも頻繁に出現するパターンですが、無理に暗記する必要はないので、表している状況さえ把握すればOKです。

それぞれの形を示した図解と共に、一つずつ説明していきますね。

①大陽線

大陽線

大陽線は陽線の中でも、ローソク足の実体が大半を占めている状態で、上昇が継続しているような場面で現れます。

普段の動きと比べても大きく値を上げていることからも、強気で買いの勢いがある状況だと言えるでしょう。

上昇トレンドに切り替わる時に出やすい!

②大陰線

大陰線

大陰線は陰線の中でも、ローソク足の実体が大半を占めている状態で、下落が継続しているような場面で現れます。

買いの勢いが弱い一方、売りの勢いが続いている状況だと言えるでしょう。

大陽線とは逆で、下降トレンドに切り替わりやすい!

③小陽線

小陽線

小陽線は陽線の中でも、ローソク足の実体部分が比較的短くなっているものです。

上昇するのか下降するのかどっち付かずの相場になりがちですが、連続で出現すると大陽線につながる可能性もあります。

停滞状態の相場で現れやすいパターンだ!

④小陰線

小陰線

小陰線は小陽線と反対の形をしており、陰線の中でもローソク足の実体部分が比較的短いものを指します。

売りと買いの拮抗している状況から、多少値下がりした状態ですね。

トレンドが今後も継続していく場合に現れやすい!

⑤上影陽線

上影陽線

上影陽線は大きな上ヒゲのある陽線を表しており、高値が終値よりもかなり高いことが読み取れます。

始値から大きく値を上げた後に値下がりし、最終的には始値を少し上回った相場で出現しやすいですね。

上影陽線の出現は売りのサインとも言われる!

⑥上影陰線

上影陰線

上影陰線は大きな上ヒゲのある陰線を表しており、高値が始値よりもかなり高いことが読み取れます。

始値から大きく値を上げたものの、最終的に落ち込みが激しく、売りの勢いが強くなった状態ですね。

上げ相場で出現すると、下落への転換になりやすい!

⑦下影陽線

下影陽線

下影陽線は大きな下ヒゲのある陽線を表し、始値から大きく値を下げたものの、最終的には上回った状態となります。

強気のサインであるため、下げ相場で出た場合には上昇への転換点になることも多いです。

下影陽線は買いのシグナルだと言えるんだ!

⑧下影陰線

下影陰線

下影陰線は大きな下ヒゲのある陰線を表し、始値から大きく値を下げて巻き返したものの、最終的には始値を下回った状態です。

下影陽線と比べれば買いの勢力は弱めですが、下げ相場で出現すれば株価の上昇も見込めます。

下ヒゲが長いほど、反発が強くなっている証拠だ!

⑨十字線

十字線

始値と終値が等しくなっており、ローソク足の実体部分が存在しないパターンです。

買い勢力と売り勢力が拮抗していることから、相場に迷いが生まれている状態と言えますね。

ローソク足の動きで相場を感じる

こうした基本を踏まえ、次に実際のチャートに照らし合わせた実践・応用編に移ろう。

買いや売りのサインとなるローソク足は、実際にFXチャートを見る上では、

相場の勢いを見る上でも重要になる。

 

ローソク足が移動平均線より上に位置している時に出る大陽線は、上昇の勢いが強いです。

逆に、ローソク足が移動平均線より下に位置している時に出る大陰線は、

下落の勢いが強いので要注意。

 

また、ヒゲも胴体も短いローソク足は、

長い陽線が出た後の高値圏で出ると相場転換のサインになることが多い。

 

ローソク足の胴体やヒゲの長さで相場の勢いを読む!事が大事!

 

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