おせち料理の由来や意味は?

おせち料理 由来や意味は?種類や重箱にも驚きの意味が!

2015年の調査では、お正月におせち料理を食べると答えた人は全体の40%、

さらに正月におせち料理を手作りすると答えた人はわずか7%だったそうです。

おせち料理の由来や意味を知って、

お正月におせち料理をもっと楽しみましょう!

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おせち料理の由来意味を知ろう!

お正月の料理と言えばおせち料理ですが、「おせち」とはどういう意味なのかご存知でしょうか?

おせちを漢字で書くと「御節」となり、

節供(季節の変わり目の祝日)に人々が食べたり、

神様にお供えするご馳走「御節供(おせちく)」を略したものなのです。

おせち料理は、新年をお祝いするときに準備する料理です。

お正月は、新年を迎えて年神様を家庭にお迎えする大切な行事です。

おせち料理の由来は、

この年神様にお供えする料理で、縁起物の料理として作られました。

海の幸や山の幸など海で採れや魚介類や畑で育てて収穫した野菜を使って料理を作り、

収穫を祝い、また新しい年も豊作でありますようにと神様にお願いします。

おせち料理のそれぞれの料理には意味が込められていて

お正月をお祝いし、家族の幸せを願う気持ちがたくさん詰まっています。

おせち料理を食べる際は、年神様と一緒に料理をいただくという意味を込めて、

祝箸を用意します。これは、厄払いの意味もあるそうですよ。

現在でも私たちに馴染みの深い

5月5日の端午の節供や7月7日の七夕なども

節供の1つですが 中でも別格の1月1日の御節供だけが残り、

正月料理を意味するようになったと言われています。

江戸時代に宮中行事が庶民に取り入れられるようになってから、

おせちという呼び方が定着したようです。

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おせち料理・種類や意味

おせち料理は、日本料理の懐石料理のように、たくさんの種類の料理があります。

正月の三が日は神様を家に迎えており、

その間は煮炊きなどを慎むべきという風習がありました。

そのため、おせち料理には日持ちのする乾物や加熱調理したもの、

酢でしめたものなどが多くなります。

中でも最も代表的な料理は

祝い肴、口取り、焼き物、酢の物、煮物の5種類です。

おせち料理の品数は20から30品と多く、

地方や家庭によって異なります。

代表的なものでは、

邪気を払ってまめに働けるようにという意味の黒豆

ニシン(二親)からたくさんの卵(子)が産まれるという

子孫繁栄の願いが込められた数の子

金運や商売繁盛のきんとん、

華やかさや着るものに困らないようにとの願いのだて巻きが口取りになります。

めでたい鯛の焼き物や、出世を願って鰤の照り焼きが入ります。

平安や平和を意味する紅白なますは酢の物になります。

畑で取れる里芋やクワイ、ダイコン、レンコン、人参などたくさんの種類の野菜を使って煮物を作り、

収穫を感謝して豊作を願います

 また、田んぼの肥料にイワシの干物を使っていたことから、

豊作の願いが込められた田作り。

他にも「喜ぶ」という言葉にかけられた昆布巻き

金塊や小判に例えられる栗きんとん等がおせち料理としてポピュラーです。

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おせち料理・盛り付けにも意味があった!

おせち料理を盛り付ける際には、

「喜びを重ねる」という意味を込めて重箱を使うのが一般的です。

おせち料理は重箱に詰められているものが多く、持ち運びに便利です。

おせち料理を詰める重箱は

正式な段数は4段ですが、市販のおせちは2段や3段が多く、

5段という家庭もあります。

地方によって違いもありますが、おせち料理には

主に4段か5段の重箱が用いられ、

壱の重(一番上)には祝い肴や口取りが入り、

祝い肴三種等のお正月らしいお祝いの料理を盛り付けます。

弐の重には海の幸などの焼き物になります。

三の重には酢の物

与(四)の重には煮物が入ります。

五の重には家族の好物を入れたり、

あえて空の重箱を置き「来年は空の五の重をいっぱいにできますように」と願う風習もあるようです。

また、偶数は「2つに別れる」ことから縁起が良くないとされているので、

1つの重には奇数の種類の料理を詰めるようにしましょう。

最近では洋風や中華風のおせち料理も出て来ました。

家族の好みに合わせてアレンジするのも楽しいですね。

おせち料理の中でも豪華な食材は一の重に入ります。

おもてなしをする意味でも、蓋を開けたときに華やかな印象になるように盛り付けていきましょう。

味が混ざらないように、汁が出るものは小鉢に入れるなど工夫します。

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まとめ

おせち料理 由来や意味は?種類や重箱にも驚きの意味が!

おせち料理は、小さなころからお正月の楽しみの一つでした。

たくさんの料理を手間暇かけて作る母の姿を見て、子供は元気に育ちます!

おせち料理それぞれに意味があるということを教えてもらったり、

お手伝いをすることで食育にもつながりますよね。

時代によって文化や風習が移り変わって行くのは仕方がないことかもしれませんが、

おせちに限らずお正月と言えばお雑煮やお屠蘇、 大晦日と言えば年越しそばといった、

我々日本人としての共通認識が失われていくのは寂しい限りです。

上で書いたようなおせち料理に込められた意味・願いを踏まえながら、現代の食文化に即した新しいおせちに進化していくことで

「お正月にはおせち料理」という日本の文化が継承されていけばいいなと思います。

お正月は家族そろってゆっくりと料理を味わいながら、新年をお祝いします。

おせち料理があることで、テーブルが豪華になり、お祝いする気持ちも高まってきませんか?

伝統的な意味が込められているおせち料理は、

子供たちにも伝えていきたい大切なことです。

おせち料理にはたくさんの願いが詰まっているからこそ、

1年間健康で元気に過ごせ、

仕事に勉強に励むことができることをもっともっと広めてほしいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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