シングルマザー手当未婚と離婚の違い

シングルマザーの手当。未婚と離婚の違いを解説!

訳あってシングルマザーの道を選ぶ女性は増えているようです。

子どもを女手ひとつで育てるシングルマザーにとって気になるのは

シングルマザーへの母子手当に関することですよね!

未婚・離婚などシングルマザーになる原因は、

100人のシングルマザーがいれば100通り、夫との死別や離婚、未婚などさまざまですが、

シングルマザーになる割合は死別が約7%と少なく、

離婚が80%、そして未婚が約12%となっているそうです。

「未婚でシングルマザーだと、離婚のシングルマザーとの手当ての違いがあるのかな?」

そう不安に思った方も多いと思います。

今回の記事では、未婚でシングルマザーがもらえる手当に

離婚のシングルマザーとの違いがあるのか、

シングルマザーの手当の概要などご紹介していきますね。

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シングルマザーの手当。未婚の母が増えている!

最近では未婚の母・シングルマザーが増えているようです。

未婚・シングルマザー(婚外子)の割合は世界各国でも急増しているそう。
この、婚外子とは、結婚していない両親の子どものこと。

世界各国の婚外子の割合ですが、

日本では

1980年:0.8%。

2015年:2.3%と増えていますね。

ただ、他の国と比べると、割合はかなり低いんですが

訳あって未婚のシングルマザーの道を選ぶ女性が増えていることがわかりますね。

しかし、未婚のシングルマザーに試練が多いのは明らか。

・自身の体の変化

・お腹の赤ちゃんを無事に出産しなければいけない

・出産費用

などなど。。。

出産は病気ではないという扱いなので、

妊娠中の定期健診の段階から保険適用されないのです。

なので、未婚のシングルマザーが

高い病院に出産目的で入院すると、

なんと、60万円もかかってしまう場合もあるのです。

仕事をしている未婚のシングルマザーだと

出産時に仕事を休まなければいけない。なんて問題も出てきますよね。

シングルマザーの手当。未婚でももらえる手当は?

シングルマザー手当。未婚・離婚の違い

まず、未婚のシングルマザーでも利用できるのが出産一時金。

未婚のシングルマザーであっても

国民健康保険・健康保険に加入していれば

子供一人につき42万円支給されます。

必ず加入中の健康保険組合等に確認しておいていただきたい手当です!

そして、未婚のシングルマザーが無事出産を終え

一人で子供を育てていく為にはやはり経済的な不安を抱えている人も多いでしょう。

シングルマザーの手当では、未婚・離婚で手当が違う?なんて事も気になりますよね。

ってことで、未婚のシングルマザーがもらえる手当についてご紹介していきますね!

児童手当

 

児童手当とは
日本国内に住む0歳以上中学卒業までの児童が対象となる手当です。

児童手当の受給額は。。。

•3歳未満:月額15,000円
• 3歳~小学校修了前:月額10,000円(第3子以降は月額15,000円)
• 中学生:月額10,000円(一律)
• 受給者の所得額が所得制限限度額以上のとき:月額5,000円(一律)

児童手当は所得制限はありますが、

シングルマザーでなくてももらえる手当ですね。

児童扶養手当

児童扶養手当は
片親の家庭の場合に受けられる制度。
所得に応じて支給停止額が決められてしまう。
18歳までの子どもを1人で育てている人を対象に支給。

児童扶養手当がいくらもらえるのか気になると思いますが、

児童扶養手当はシングルマザーの年収によって細かく基準が決められています。

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シングルマザーの手当。支給額は?

シングルマザーの手当で大部分を占めているのが児童扶養手当ですが

児童扶養手当は年収で手当の一部支給、全部支給などと

手当の支給額が細かく設定されています。

ギリギリ年収オーバーで一部支給になっちゃった。。。

なんていうシングルマザーの方も多いかと思います。

しかし、朗報が!!

平成30年8月(12月支給分)より
児童扶養手当の全部支給の所得限度額が

それぞれ30万円引き上げ!

この改定で、一部支給→全部支給へと変更になるシングルマザーが増えるようです!!

自分の支給額がどうなるか、下記を詳しく見ていきましょう(*’ω’*)
平成30年度の児童扶養手当の支給額です!

児童扶養手当 支給額
    全部支給(月)一部支給(月)
1人目 42,500円   42,490~10,030円
2人目 10,040円   10,030~5,020円
3人目 6,020円   6,010~3,010円

シングルマザーが受給できる児童扶養手当は、

年収が上がるにつれて支給額が小さくなるのですが、

気になるのは、年収いくらまでがリミットになっているか。

手当のリミットは

養う子どもが1人だと年収が230万円まで

最低額の9,980円をもらうことができます。

しかし、それ以上の年収があると児童扶養手当はもらえないのです。

子どもが2人いるシングルマザーなら、年収が268万円まで

最低額の14,980円をもらえます。

さらに、子どもが3人いるシングルマザーは、年収306万円まで

最低額の17,980円が支給されます。

子どもの人数によっても手当の支給額は変わってきます。

単純に一人分が倍担っていくわけではないので気をつけたいところですね。

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シングルマザーの手当。まだある!未婚でもらえる手当。

未婚のシングルマザーでも受給できる手当はまだあります!

今の所ご紹介している手当は未婚・離婚での受給資格の違いはなく

シングルマザーが受給できる手当です。

まだまだ、シングルマザーへの手当や制度はありますので紹介していきますね!

特別児童扶養手当

 

養育している子どもに精神的、あるいは身体的な障害がある場合、

子どもが20歳になるまで支給されます。

児童育成手当

片親の場合に受けられる制度で、

児童が18歳まで支給されます。

子供一人につき月額13,500円。

母子家庭・父子家庭の住宅手当

20歳未満の子供がいる片親の家庭で、

自宅の家賃が10万を超えている場合に助成金が出るそう。

ひとり親家族等医療費助成制度

こちらは、各自治体が行っているものなので、

ご自身の住む自治体へ確認してください!

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シングルマザーの手当。支給日はいつ?

シングルマザー手当。未婚・離婚の違い

シングルマザーの手当について気をつけたいのは支給日。

お給料のように毎月支給されるわけではないのです。

シングルマザーの手当・母子手当の支給月は4月、8月、12月の年3回。

そして支給日は該当月の11日となっています。

  • 4月11日:12・1・2・3月分
  • 8月11日:4・5・6・7月分
  • 12月11日:8・9・10・11月分

児童扶養手当の申請をしてすぐ支給開始されるわけではありません。

シングルマザーが手当を申請した後、

月の翌月から金額が計算されることになりますので、

手当の申請はできるだけ早くする事をおすすめします!

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シングルマザーの手当。支給停止される条件は?

収入の少ないシングルマザーだから手当は必ずもらえるだろうと思っている方も多いかもしれませんが、

手当は誰でももらえるというわけではないのです!!

収入の少ない未婚のシングルマザーで、

親や兄弟、祖父母と同居しようと考えている方も気をつけていただきたい。

同居家族の中に、所得制限限度額を越えた所得を得ている人がいる場合、手当をもらうことができません。。。

必ず、居住する地方自治体で確認してみることをお勧めします!

また、シングルマザーの手当は所得制限がありますが、

シングルマザーにたとえ所得が一銭もない場合でも、

養育費をたくさんもらっている場合も

手当がもらえないことがありますので、

あらかじめ調べておきましょう!

養育費は所得とみなされるのです。

未婚のシングルマザーでも子供を認知した父親からもらっている養育費のうちの8割が収入として計算されるのです。

また、何らかの事情で子どもを児童養護施設に預けてしまった場合、

手当をもらうことができません。

手当は、児童養護施設に支給されることになるそうです。

そして、シングルマザーへの手当は、

子連れで結婚をした場合にも手当の支給は打ち切りに。

結婚を考えているシングルマザーが今もらっている手当は

正式に入籍した月の前月まで支給となります。

結婚された場合には、不正受給にならないよう

「資格消失届」を出す必要があります。

入籍せず、内縁関係で同棲している場合にも、

不正受給とみなされて、手当の返還請求をされることもありますので気をつけてくださいね!

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シングルマザーの手当。未婚と離婚の違いを解説!

ここまでシングルマザーの手当で【未婚と離婚】の違いは特になかったのですが、

ではシングルマザーの手当での未婚と離婚の違いはなんなのかというと

それは税金の違い。

シングルマザーの手当で、

未婚シングルマザー・離婚シングルマザーとの一番大きな違い

「寡婦控除」があるかないか。

寡婦控除とは?
寡婦控除は、女性の納税者が所得税法上の寡婦に当てはまる場合に受けられる所得控除です。
控除できる金額は27万円、特定の寡婦に該当する場合には35万円です。
(国税庁HPより)

「寡婦」って何??という方のために。

寡婦
寡婦とは、納税者本人が、原則としてその年の12月31日の現況で、次のいずれかに当てはまる人です。
1. 夫と死別し、若しくは離婚した後婚姻をしていない人、又は夫の生死が明らかでない一定の人で、扶養親族がいる人又は生計を一にする子がいる人です。この場合の子は、総所得金額等が38万円以下で、他の人の控除対象配偶者や扶養親族となっていない人に限られます。
2. 夫と死別した後婚姻をしていない人又は夫の生死が明らかでない一定の人で、合計所得金額が500万円以下の人です。この場合は、扶養親族などの要件はありません。
特定の寡婦
寡婦に該当する方が次の要件のすべてを満たすときは、特定の寡婦に該当し、寡婦控除の額を27万円に8万円を加算した35万円とする特例があります。
1. 夫と死別し又は離婚した後婚姻をしていない人や夫の生死が明らかでない一定の人
2. 扶養親族である子がいる人
3. 合計所得金額が500万円以下であること。
(国税庁HPより)

離婚・シングルマザーは「寡婦」に該当します

しかし、結婚しないで出産した未婚・シングルマザーは「寡婦」には該当しないということです。

寡婦控除を受けることが出来ると、

総収入から控除される額が大きくなるので所得が減り
税金が安くなる、という訳です!

同じ収入の離婚・シングルマザーと未婚・シングルマザーでも。。。

離婚・シングルマザー
100万円(総収入)-35万円(特定の寡婦)=65万円(所得)
未婚・シングルマザー
100万円(総収入)-0円(寡婦控除なし)=100万円(所得)

そして、税金を基礎として計算される

保育料

学童料金

公営住宅の家賃

なども離婚・シングルマザーのほうが安くなるのです。

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シングルマザーの手当。未婚と離婚の違いを解説!まとめ

シングルマザーの手当での未婚・シングルマザーと

離婚・シングルマザーの違いを書いていました。

基本的には支給額等は変わらないようですが、税金の違いがありましたね。

お子さん・お母さんがともに幸せになる制度、これからもっともっと

改善されていくことを願います!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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