の前に前回のタイトル付けの補足を話します。
順番や言い回しは色々試そう
タイトルにはいくつかキーワードが入ると思いますが、タイトル内でキーワードの順番は色々入れ替えて案を作ってみましょう。大見出しのときと同様、構造や順番を比較検討すると、同じことを言っているはずなのにタイトルの印象に差が出てしまうことに気づくと思います。
同時に、違う言い回しでの比較検討も行いましょう。たとえば、
「必読!」
「見逃せない!」
「5分でわかる!」
「今すぐわかる!」
などでは、読んだときの印象が全然違ってきますよね。日本語を色々言い換えて「これが一番ターゲットに伝わりやすい」と思えるタイトルにしましょう。
目次・タイトルが決まれば、それだけでブログ記事はほとんど出来たも同然です。
あとはその出来たパーツに肉つけをして目次に従って中身となる文章を書いて行きましょう。
「誰に何を伝えるかをミスらず、構造を考え、目次を肉付けするような文章を入れる。」
を意識してとにかく人に伝えたいことを書ききることが大切です。
それらを踏まえたうえで、記事を書く上でルール化しておいたほうがいい事項を3つ紹介します。
1. 自己紹介をしよう
ターゲットに対して書き手の立場を明確にしておくために、記事の冒頭で“自分がどういう人間であるか”の紹介をするようにしましょう。
ウケやインパクトで読者を惹き付ける、という意味での自己紹介はありません。
今からの記事が、どんな立場の人によって語られるのか、ということを明確にするための一言でいいのです。
「広報担当の●●です」
「Webデザイナーの▲▲です」
という一文が冒頭にあるだけで、読者は記事のテーマに対し“自分はどういう目線で読めばよいか”が、何となくわかるようになりますよね。
紹介内容の具体性(キャリアや受賞歴 etc.)もターゲットにあわせ、必要と判断される項目を適宜追加していくようにしましょう。
2. 記事のタイプに応じて書き方を変えよう
記事の内容が、体験を共有するか、ノウハウを紹介するか、で書き方を変えると読みやすくなります。
自分の体験を書く場合
記事で一番伝わりやすいのは、やはり実際の仕事や勉強してきたことなど、自身の体験をそのまま記事化したものです。
実体験の記事は、読者が書き手の苦労や経験を追体験できます。だからこそ、最初の自己紹介を通常以上に意識するようにしましょう。
書き手がどういう人(属性)かがわかると、読者からより深い共感が得られるためです。
ノウハウを紹介する場合
逆に、ノウハウを紹介する記事では、自己紹介はそこまで重要ではありません。
むしろ
「その記事を読み終えたときに、読者にどうなってほしいか・どんな気分になってほしいか」
というゴールを考えると良い記事に仕上がります。
共感ポイントではなくゴールが何なのか、を常に自分自身に問い掛け、それを達成するために必要な要素をブラッシュアップしていくようにしましょう。
3. 成功例ばかりを載せないようにしよう
人は成功よりも失敗から学ぶことが多く、実際に活かしやすいのも成功例より失敗例です。
こうすればいい、より、これをやってはダメみたいな。
可能であれば、成功と失敗は両方記事に盛り込んでみましょう。
「こうやったらいいよ!」
を10個あげるなら、
「こうやったらダメだよ!」
も10個つけると説得力が増します。