面白系のブログ記事を書くには

真面目な単発記事ばかりだとインパクトに欠けますし、ストーリー性のある面白ブログへの憧れみたいなものもあるかもしれません。

面白系ブログ記事は意外に沢山存在します。

しかし「面白い」を狙った記事は、とにかくぐだぐだになってしまいがち。

今回はそれを解消するための注意点を2つだけ紹介しておきます。

1. 登場人物を3人以上出さない

1つのブログ記事の中であまり大人数が登場してしまうと「誰がどういう役割・性格」なのかがわかりにくくなり、肝心のストーリーが頭に入ってこなくなります。記事の中に「キャラクター」としてある程度役割を持って登場するのは、3人程度にとどめておいたほうがいいでしょう。

お笑いの舞台で、1つのユニットとして完成されたネタをやるのはトリオ(3人)まで、それ以上の人数になるとある程度作り込んだ舞台コントや演劇になる、ということをイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。

2. 初めての人が見てもわかる内容にする

面白系のブログ記事で失敗してしまう主な原因の1つが、この意識の欠如だと思います。「身内ネタはNG」というところまでは何となく意識できていても、この登場人物(または書き手自身)のキャラクターや役割を知っている、という大前提で成立するネタがメインになってしまい、初めて見た人は全く内容が理解できない場合があります。

もちろん「知っていたらもっと楽しめる」というネタは、常連にとってはより面白く濃いネタとなるので、固定ファンを作るためにはとても大事なことです

。ただ、そちらのほうがメインになってしまったり、それがわからないと話の筋が通らなくなってしまう部分でネタとして使用してしまうのは、やはり問題だと思います。

たとえば雑誌で連載中の漫画のある1話を見かけたとき、意味はわからなくても「この漫画おもしろそう」と思ったら1巻まで遡って最初から全部読む、という行動は普通です。しかしあるブログ記事を見かけ「この記事載ってるサイトおもしろそう」と思っても、サイトの過去記事を全話読み返すような人は少ないのではないでしょうか。

そこの部分の違いは認識しておきましょう。シリーズ連載などは別ですが、初めての人が見てもわかるネタかどうか、は必ずチェックしておきたい事項です。

ブログは修正作業に一番時間をかけよう

続いてお伝えしたいのが、この「ブログ記事は修正作業に一番時間をかけよう」ということです。この部分で最終的なクオリティに大きな差がついていきます。

記事は何度も読み返そう

上記までの作業で記事が完成したら、必ず自分で自分の記事を何度も読み返すようにしましょう。タイトルの話でも少し触れましたが、読み返しは非常に重要です。

まず「誰に・何を伝えるか」の部分から、本当にターゲットに対して適切な内容になっているのか、本当にこの構成で伝わるのか、何度も読み返して確認をしましょう。

読んでいて少しでも引っかかりを覚えたらすぐに修正し、章の最初から読み返してみるようにしましょう。

文章の違和感は流れによるところが大きいので、修正箇所の前後だけ読み返すとポイントを見落としてしまう場合があります。声に出して読んでみるのもいいかもしれません。

次の日も読み返そう

締め切り直前でない限り、書いた翌日以降にも何度も記事を読み返すようにしましょう。書いた直後は最高だと思えた記事も、一晩寝かせて冷静になるとつまらない記事に思えることもあります。

再考を重ねないといいモノは作れないのは、デザインも文章も同じです。一発でベストなものを作るのはまず不可能なので、自分が作ったものを何度も読み返し、さらに良いものにしていくというブラッシュアップのプロセスを自身の中で定着させておきましょう。

読み返し&修正をしすぎて「自分では面白いか面白くないかはわからないけど、とりあえず読みやすいことだけは確か」というところまで到達できれば完璧です。

ロジカルに作られた記事は、少なくとも「相手に伝える」というブログ記事としての最大の目的を果たしてくれるので、読んでくれた人を裏切らないものになっているはずです。