ハリケーンと台風の違いって何?タイフーン?サイクロン?
日本人にとって身近な存在である台風。
しかし世界のニュースで耳にするのはハリケーンや
日本ではあまり馴染みが無いサイクロン。。。
ハリケーンと台風って違うのでしょうか?
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ハリケーンと台風の違い・世界中で台風の被害続出!
日本でも9月になると多くなる台風ですが
世界ではハリケーンやサイクロンなどと呼ばれていますよね。
そして時にはタイフーンなんて呼び方も。
どれも同じ強風を伴う熱帯低気圧であるそうですが、
なんで呼び名が違うのでしょうか。
台風・ハリケーン・サイクロンの違いが気になる。。。
現在、アメリカ南部周辺では3つのハリケーンが発生中。その中でも大型ハリケーン「イルマ」が、カリブ海の島々で猛威を奮っています。
↓フロリダ半島に上陸の恐れhttps://t.co/4gXbWlaQrX pic.twitter.com/qmRh8GnjdJ
— ウェザーニュース (@wni_jp) September 9, 2017
【車でみな一斉に避難すると もちろんこうなる。。。】米フロリダ州
ハリケーン非常事態宣言! 避難を呼びかける pic.twitter.com/WrV8HZHyJp— jp (@yzjps) September 8, 2017
https://twitter.com/nicosokufx/status/906449018422620160
9月は台風のトップシーズンだけあって、日本では早くも18号が!
台風による被害が毎年多く聞かれますので
台風に関する注意報や警報を確認するとともに、
被害を最小限にする万全の対策を早めにとりたいですね!
今回は、意外と知らない事も多い、自然の猛威・台風について。
そんな台風に関する疑問について調べてみました!
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ハリケーンと台風の違い・台風の強さを知ろう!
私もよくわからない台風の大きさ。
表現の仕方が意外とざっくりな印象なのですが。。。
台風の勢力は、強さと大きさで表現するそうです。
台風は「熱帯低気圧」のひとつで、
熱帯地方で海の水温が上昇すると水蒸気ができます。
それが雲となって空気が渦を巻いて発生する低気圧が熱帯低気圧。
その熱帯低気圧のうち
最大風速(10分間平均)が17.2m/s以上のものが
台風と呼ばれるのです!
台風は中心気圧(hPa:ヘクトパスカル)が低いほど勢力が強いと言われますが、
現在では「強さ」と「大きさ」の組み合せで
台風の勢力を区分けしているそうですよ。
*「強さ」は中心付近の最大風速により3段階に分けられている!
●強い(33m/s~44m/s未満)
●非常に強い(44m/s~54m/s未満)
●猛烈な(54m/s以上)
*「大きさ」は強風域(風速15m/s以上)の半径により2種類ある!
●大型(500km以上~800km未満)
●超大型(800km以上)
この「強さ」「大きさ」という表現がざっくりで、
数字だけでは実感しにくい。。。
という方に台風の強さ・大きさの目安を簡単にまとめました!
■風速10m/s程度は、樹木が揺れて傘がさしにくい状態。
■台風とされる風速17m/s程度になると、
小枝が折れ、風に向かって歩けなくなります。
■風速20m/s以上では、
瓦がはがれるなどの被害が出始め、
何かにつかまらないと立っていられないことに。
台風とハリケーンの強さを比較。テレビなどで「猛烈な台風◯号」と表現される台風は、ハリケーンの強さでいうと、最も強い「カテゴリー5」に相当する凄まじい威力となります。https://t.co/qT9AeoEr0M pic.twitter.com/QabYmELf8H
— ウェザーニュース (@wni_jp) September 9, 2017
そして、台風の大きさを日本列島と比較すると恐ろしいことがわかりました!
■台風の大きさが大型の場合は「東京を中心に大阪から東北地方まで」
■台風の大きさが超大型では「本州をすっぽり覆うサイズ」となります。
ちなみに、この台風の「大きさ」と「強さ」は、
それぞれ500km未満、33m/s未満の場合は表現しないそうです。
例えば、最大風速が50m/s程度、強風域の半径が500km未満の台風は、
大きさは表されず、「“非常に強い”台風」と表現されるそうです。
非常に強い台風ってよく耳にしますよね。
こういう意味だったのですね!
もし「“超大型”で“猛烈な”台風」と発表された場合は、
どれだけ勢力の強い台風が来るのか想像もしたくないですね。。。
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ハリケーンと台風の違い・同じ?何が違うの?
「台風」と「タイフーン」この二つの表現を聞いたことはないですか?
台風とタイフーンって何が違うのでしょう?
同じでしょ。。。でも違うのかな。。。程度にしか思ったことはなかったのですが、
それぞれ最大風速の基準に違いはありますが、
熱帯低気圧が存在する地域によって、その台風の呼び名が違うそうです。
*台風は、東経180度より西の北西太平洋および南シナ海で
日本の分類になるそう。
*ハリケーンは、北大西洋、カリブ海、メキシコ湾および
西経180度より東の北太平洋東部。
*タイフーンは北太平洋
*サイクロンはベンガル湾、
北インド洋に存在する熱帯低気圧を指すのだそうです!
なので、東太平洋のハリケーンが
東経180度を横切れば台風の発生とな流、ということですね。
そして、台風とタイフーンは似ていますが、
基準となる最大風速に違いがあるのだそう。
タイフーンは、台風と同じ熱帯低気圧ですが、
国際的な取り決めによって
「最大風速(1分間平均)が33m/s以上のもの」と決められているのだそうです!
■「台風」は、日本の基準で決められた熱帯低気圧のひとつ。
■「タイフーン」は、世界基準によるもの
ということなんですね。
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ハリケーンと台風の違い・ハリケーン、サイクロンって何?
では、台風とハリケーン、サイクロンの特徴を簡単にまとめましたのでご紹介します!
台風(typhoon)
太平洋北西部(赤道より北、東経180度より東)で発生した大型の熱帯低気圧です。
語源はギリシャ神話最大の怪物デュポン(typhoon)からきているそう。
ハリケーン(Hurricane)
大西洋北部・太平洋北東部・太平洋北中部で発生した熱帯低気圧です。
語源はカリブ海の邪神ウラカーン(huracan)からきているそう。
サイクロン(Cyclone)
インド洋北部・インド洋南部・太平洋南部で発生した熱帯低気圧。
語源はギリシャ語のkyklon(circle)からきているそう。
ちなみに。。。
もし東経180度より西にハリケーンが進んだ場合、
つまり日付変更線を越えた場合は、
その時点で台風と呼ばれるのだそう。
地域によって呼び名が変わるなんて、面白いですね。
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まとめ
ハリケーンと台風の違いって何?タイフーン?サイクロン?
今回の記事、ハリケーンと台風の違いって何?タイフーン?サイクロン?
いかがでしたでしょうか?
少しでもみなさんの参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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